家族が”がん”になったときの注意点

がん患者を支えるときの注意点

がん患者を支えるときの注意点

家族ががんになったとき、家族の考えるべきこととは?まずは、精神的な影響についてですね。家族が「がんの告知」を受けると、患者も家族も、落ち込みや不安、心配など、精神的に大きなストレスをかかえることになります。次は、患者の世話について。入院となった場合、患者の身の回りの世話を誰がするのかなどの分担を決めなくてはいけません。そして、家族の役割についても考えなくてはなりません。家族の中での患者の役割を、誰が代わってどのように分担するのかを決める必要があります。最後に治療費について。治療費などの経済的な負担を、どのように工面するのかを考えなくてはいけません。以下にがん患者を支える5つのポイントをご紹介します。

情報を集める

家族が患者のためにできることの一つとして「情報を集める」ことがあげられます。患者がどういった病気で、治療法はどんなものがあるのか、金銭面でサポートしてもらえる制度はあるのか、などなど、調べることはいくらでもあります。インターネットや書籍などで多くの情報を集め、疑問などがある場合は、主治医に聞くのもいいでしょう。病気を知ることで、不安の軽減にもつながります。

自分にできることはなにか

患者の家族の一員として、自分ができることを考えましょう。人には得意なこと、不得意なことがあります。自分たちにできることはなにか、どのように分担すればいいかなどを、家族で話し合いましょう。

患者の話し相手になる

病気に苦しみ、不安な思いを抱えているのは、患者本人です。そんな患者の心の支えになることが、家族にできる一番のことでしょう。一口に心の支えと言われても、なにをすればいいのか困ってしまうと思いますが、重要なのは「患者の話し相手になる」ことです。がんの告知後すぐは、ショックと混乱で心が動揺しますが、しばらくすると気持ちが落ち着き、日常生活が送れるようになります。しかし、病気の症状や、コンディションによっては、心や気持ちがさまざまに変化します。そんなとき、自分の気持ちを人に話すと、自然と落ち着くのです。家族は患者の身近な理解者として、患者の言葉を受け止めましょう。

家族の生活を大切にする

家族はつい、あれもこれもと患者にしてあげたくなってしまいます。しかし、それが本当に患者の求めるものなのかを考え、なおかつ、患者の看病のために家族が大きなストレスを抱えてしまっては、誰のためにも良くありません。看病疲れで共倒れにならないよう、ときには休息も必要です。

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